青空文語

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新年になってしまった

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 
 年始って皆様は何をして過ごすのでしょうか。私は初詣に出かけた以外は家にいました。正月って特番やってたりすると思うんですけど、それもあまり興味がないんですね。なので家でアニメを見ていました。その話を少ししようかと。

 『アマガミSS』と『アマガミSS+plus』というアニメを覚えているでしょうか。どちらも2009年にエンターブレインから発売された、PlayStation2恋愛シミュレーションゲームソフト『アマガミ』がアニメ化された作品です。これら2つのアニメを正月に一気見してました。原作の話をすると長くなるので、なるべくアニメに限った話をしようと思います。
 
 このアニメ初見ではないのですよねぇ。どちらも放送当時に見ていました。第1期である『アマガミSS』が放送されたのが2010年です。もう5年も前になるのですね。実際内容はあまり覚えていませんでした。懐かしいなぁと思って見返したわけですが、以前は気付かなかった良いところが見つかりました。

 まず特筆しておきたいのが音楽です。

TVアニメ「アマガミSS」オープニングテーマ i Love

TVアニメ「アマガミSS」オープニングテーマ i Love

TVアニメ「アマガミSS」OP曲2 君のままで

TVアニメ「アマガミSS」OP曲2 君のままで

 オープニングテーマは全てazusaさんが担当されています。この2枚はどちらも発売日に買ったのを覚えています。azusaさんの透明感のある歌声が本編全体の冬の雰囲気にとても合っているのです。これは本当にキャスティングというか、アニメ化による功績だと思います。
 i Loveに収録されている『ひみつの部屋』と、君のままでに収録されている『カプチーノ』が素晴らしい曲なのでぜひ聴いて頂きたいです。azusaさんのアルバムには収録されていない曲なので、このシングルを買ってよかったなぁと思いました。

 そしてもう一つ。

 サントラです。大森俊之さんについては有名な方なのであえて語る必要もないかと。
 このジャケットすごく良くないですか?美也ちゃん可愛すぎなんだよなぁ。私が一番気に入ってるのは『The place I met you』です。いいシーンで流れてくるんですよね。本編の雰囲気を良い感じに押し上げているなぁと思える音楽でした。初見のときは気付けなかった部分です。

 せっかくなので本編の内容にも触れておきます。『アマガミSS』は全26話でメインヒロイン1人につき4話ごとの構成で6人分。最後の上崎裡沙編と橘美也編のみ1話完結です。『アマガミSS+plus』はその後日談ですね。それぞれのヒロインの話は独立している、いわゆるオムニバス形式です。
 ヒロイン1人につき4話と聞くと、かなり短い印象を受けます。アマガミSSのSSってなんぞやというのは公式から言及されていないのですが、ショートストーリー(Short Story)ではないかと思います。サイドストーリー(Side Story)の可能性も考えましたが、多くの原作のメインストーリーを踏襲しているので。
 
 恋愛シミュレーションゲームは得てしてそのプレイ時間は長いものです。アマガミの原作もメインヒロインの6人を攻略するだけで40時間くらいかかります。長い時間をかけて攻略することで、ストーリーにも時間的な広がりが生まれて、エンディングに到達した時にある種のカタルシスを得られるという意味合いが大きいと思います。
 ではアニメはその辺どうなのってところですが、こうした時間的な広がりを上手く4話という短い時間に落とし込んでいます。あっさり終わってしまうんじゃないかと思いきや、気付けばヒロインたちに気持ちが入っているのです。オムニバス形式なので1人のヒロインの話が終わると次のヒロインの話に移るのですが、その時にすごく寂しい気持ちになるんですよね。さっきまで恋人同士だったのに次の回では元通りですから。でもこれって恋愛シミュレーションゲームではわりとあるあるなんですよ。こうした点からすればゲームの特徴を上手く再現できていると言えるのではないかなぁと思いました。

 内容は薄いわりに長くなってしまったのでこの辺で。この記事を見て懐かしくなったりしたらぜひ見返してみてください。もちろん初見の方にもおすすめです。橘さんの変態紳士っぷりとかについても話したかったのですが、それは原作でも遺憾無く発揮されているので、ぜひプレイしてください。
 
 あぁ、こんな高校生活送りたかったなぁ。