有馬記念を回顧する
有馬記念終わりましたね。まずは結果から。
はい。予想は△→無→◎でしたね。馬券的にはキタサンブラックの複勝が取れたので、ちょい勝ちという感じです。ゴールドアクターとのワイドくらい取れたらよかったのですけどね。
レース回顧ってまともにしたことないのですが頑張って書いてみようと思います。とは言っても、思ったことをただ書くだけなのですが。
レースが始まる前に漠然とですが、なんだこのオッズは…という違和感がありました。1番人気のゴールドシップですが、引退レースの影響が大きいとはいえ秋のレースを見ていると買い材料があるようには見えず、だったら距離不安があるとはいえラブリーデイの方が買えると思っていました。キタサンブラックよりリアファルが売れていたり、ルージュバックがやけに人気だったり。それも展開一つで着順が変わってしまうような力関係だからか、などと思いながらレースを見ていました。
レース後にTwitterやブログを見ていましたが、レース自体のレベルを疑問視する声が多かったように思います。スローペースのまま、前に行った馬がそのまま掲示板を占めるような展開であり、タイムも早いものとは言えませんでした。
何をもってレースのレベルを推し量るかは難しいところです。確実性が高いのはその後のレースの結果が出揃った後で、遡及してレースのレベルを判断するやり方だと思います。一つのレースの展開やタイムだけで判断するのはまだ難しいです。
今年まで重賞未勝利だったラブリーデイが今年に入ってGⅠ2勝を含む重賞6勝。今年を代表する“上がり馬”でしょう。このように今年に入って重賞初勝利を挙げた馬と、その逆である今年に入ってから重賞を勝利していない馬を除くと、ヒットザターゲットとゴールドシップだけになります。少々短絡的かもしれませんが、能力が高く長期に渡って活躍できる馬がいないという事実が反映されているかと。こうした点から言えば、確かにレースのレベル、出走馬のレベル自体が低かったと言えるかもしれません。
思えば今年はキズナ、ハープスター、エピファネイア、ドゥラメンテなど有力馬の怪我による引退や戦線離脱が目立った年でもありました。有馬記念のメンバーが寂しく感じられたのにはこうした要因もあったかと思います。無事之名馬と言いますが、息の長い活躍はスターホースの条件の1つであるようにも思えます。ゴールドシップの引退式で「ゴールドシップに似た、丈夫で息の長い馬が生まれてくればいいなと思う」と関係者からのコメントにありましたが、そのような馬が本当に現れて、また競馬を盛り上げてくれることに期待したいですね。