青空文語

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小倉唯 LIVE TOUR「Step Apple」大阪公演 感想

ライブのネタバレを含みます。

「Step Apple」大阪公演に行ってきた。

3rdアルバム「 ホップ・ステップ・アップル」を引っ提げてのツアー。前回のツアーの実績からも盤石かと思われたが、初日はまさかのアクシデント。

冒頭の3曲が終わり、唯さんが
「ちょっと体調不良です」
という趣旨のことを言った。その時に何となく感じてた違和感の正体がはっきりした。

本人はちょっと…と言っていたが、ちょっとでないことはパフォーマンスを見れば明らかだったと思う。

特に、声が出ていないのが顕著だった。
最初は音響か席の位置かと思ったがそうではなかった。

とはいえ、何かしらの体調不良を抱えながらあのクオリティというのはすでにすごいのだが、いつもの唯さんとは明らかに違っていたし、何より本人の元気がなかったように思う。

僕はネガティブなオタクなので、体調不良と言われると終始そのことが気になって仕方がなかった。

ストイックな唯さんがステージで体調不良を口にすること、そしてその状態のままステージに立つことにどれほどの葛藤があったかと思うと、心がかき乱されてしまった。

「アップル・ガール」で苦しそうにしていた唯さんを見て、なんとなくこのまま終わるのかと思っていたのだが、心が折れてしまった。アンコールの大好きな「永遠少年」も呆然と聴いていた。

いつも完璧な唯さんがあんな風に弱々しそうにしているのを見て、心配の方が勝ってしまった。

ただその一方で、体調不良を打ち明けてくれて良かったとも思っている。何も触れられなかったらモヤモヤして終わっていただろうし、唯さんの誠実さが表れている行動だと思った。

そして何より、そんな状態でありながら、来てくれた人を全力で楽しませようと努力する唯さんの姿は本当に心打たれた。

最後のMCでも体調不良であったことに触れて、みんなの応援のお陰で頑張れたと言ってくれた時に、ネガティブなオタクの私もようやく気持ちの整理がついた。

だから最後のピーナッツ!だけは心の底から楽しめたし、これだけでも行ってよかったと思えた。

ありがとう唯さん。

あとこれは本当にそんな人がいるかは知る由もないことなのだが、明らかに唯さんのコンディションが悪いと理解していながら、楽しむということに徹する人もいたのかもしれない。そう思うと、YYC総会で感じたこの現場の暖かい雰囲気も、そういうファンがいてこそだと思ったし、僕にはそのメンタリティがないので素直に尊敬する。

それにしても、神に愛されているはずの小倉唯さんに、ツアー初日からこんな試練が降りかかるとは、一体どういうことだろうか。神に愛されているからこその受難なのだろうか。

兎にも角にも、今は明日の公演が無事に終わり、唯さんが元気になってくれることを祈るばかりである。

あと衣装はめっちゃ可愛かった。

スフィアが充電期間に突入した

 2009年のスフィア結成から今日に至るまで、スフィアは文字通りノンストップで駆け抜けてきた。そんなスフィアの活動も『Sphere live tour 2017 “We are SPHERE!!!!”』追加公演の終了をもって充電期間に入ることになる。

 今年の3月4日に行われた『スフィアスーパーライブ2017 ミラクルスフィア in 代々木第一体育館 1日目』で、充電期間の発表がされた時のなんともいえない空気は今でも覚えている。ファンの中にあるもやもやした不安のようなものが、一気に会場に充満したような、そんな空気だった。

 公式からアナウンスされているように、この充電期間突入はそのままスフィアの活動の終わりを意味するものではない。だが、これを何かの始まりだと受け取ることができたファンは一体どれほどいただろうか。今まで決して止まることなくここまで来たスフィアが、その歩みを止める。これは、やっぱり何か一つのことが終わったんだと僕は思う。

 僕はこの事実をなかなか受け入れられない。できることならスフィアの"Non stop road"をこの先もずっと見ていたかった。それが明確な理由もない充電期間の存在で途絶えてしまうことを悔しく思う。

 しかしいよいよその日が来てしまったので、スフィアのことを心ならずも振り返ってみる。
 
 最初の衝撃は戸松遥だった。

 当時オタクの雛(?)だった僕は「motto☆派手にね!」のPVを観て衝撃を受けた。当時の感情を表現する上手い言葉は見つからないが、こんな可愛い子がいるのかと思った。…これに尽きると思う。鏡の前で一人ファッションショーをする戸松さんの姿は、ただただ可憐で天真爛漫で、輝いてみえた。

 それからスフィア結成まではあっという間だったが、結成イベントとなった『ミュージックレインgirls 春のチョコまつり』は残念ながら行っていない。

 当時は「オタク始めました」という看板をぶら下げていた頃だったので、イベントに行くという発想がなかった。なので僕が本格的にスフィアにハマり始めたのは、デビューシングル「Future Stream」の発売からだった。ファンとしては新参者だ。

 そして、ここで第二の衝撃がやってきた。

 デビューシングルである「Future Stream」は一度聴いただけでこのユニットは売れると確信できた。これは童貞の僕でも一瞬で理解できるレベルだった。だってすごかったんだもん。

 「Future Stream」という楽曲の完成度もさることながら、スフィアというユニット名に込められた歌声の調和が、今までにない特別な響きを持って確かにそこに存在していた。この曲を聴いた瞬間から、本当の意味で僕はスフィアのファンになった。

 僕の予想に何一つ反することなく、スフィアという新星はその勢いを増して、スターへの階段を一気に駆け上がっていた。ライブを次々と成功させ、CDの売り上げも伸び、ソロでの活動も充実し、ファンも増えた。ここからの活躍はもう、皆さん知っての通りだ。

 スフィアを好きになってからの日々は、本当に楽しいことばかりだった。毎日のようにスフィアのことを考えていた。この楽しさを僕なりに一言で表現するとすれば「スフィアがいつも新しい景色を見せてくれる楽しさ」だと思う。イベントがあったり、ライブがあったり、CDが出たり…。とにかく新しいことが始まるたびに次々と新しい景色を見せてくれた。

 まぁこの辺は他のことでも同じだったりするのかもしれないけど、僕にとってこういう存在は、スフィアだけだった。だから特別だった。そしてこれは、僕以外の誰かにとっても同じだったんじゃないかと思う。

 そして、充電期間前ラストとなった幕張公演。
 
 高垣彩陽さんの口から「世にいう他界した人」という言葉があった。僕はこういうことに関しては、話題にしないと思っていたので、スフィアからこの話が出るのは意外だった。これは、スフィアにとって小さくない問題であった。

 もし、今回の幕張公演に「充電期間前ラスト」という枕詞がついていなかったら、来なかったという人も多いのではないだろうか。

 スフィアの人気が陰り始めたのは、2013年頃からだと思う。これは売り上げ的なところもそうだし、僕の周りでもそういう傾向があった。2012年くらいまでは、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのだが、それも長く続くものではなかった。2013年から2016年くらいまでの間に「世にいう他界」をする人が多く出たように思う。

 今のスフィアがあることに、この他界した人たちが多大な貢献をしてきたのは間違いない。だが、やはり寂しい気持ちはあった。その人たちがどうというよりは、やっぱりファンあってこそのスフィアなので、なんとなく「スフィアもこうやって終わっていくのかな」という寂しさがあった。でもこれは本当に仕方のないことで、物事には旬みたいなものがあるのは当然のことなのだ。スフィアはアイドルなのだしなおさらだ。
 
 彩陽さんは幕張公演の最後の挨拶で「一度でもスフィアを好きになった人は"We are SPHERE"なんです。みんなが5人目なんです。」と言っていた。この言葉は本質を突いているし、こういう懐の深さがあったから、スフィアはここまで多くの人に愛されるユニットになったんだと思う。おかげで僕みたいな弱小ファンも、ここまでついてくることができた。

 ライブ自体も最後にふさわしいものだった。「Spring is here」のアレンジも素晴らしかった。「Super Noisy Nova(アコースティックver)」でまたスフィアの新しい一面が見れた。そして「サヨナラSEE YOU」。今まで聴いてきた中で最も歌詞が心に染みた瞬間かもしれない。他の楽曲も含めて、スフィアのライブはやっぱり楽しいし、まだまだ進化していけるんじゃないかって思った。

 それだけに活動が途絶えるのは寂しい。短い期間だと言うのは簡単だけど、それまで当たり前にあったものがなくなってしまうのは大きなことだ。こういうのは水物だし、充電期間が終わった時にスフィアがどうなっているのかわからない。自分自身もどうなっているかわからない。

 僕はわがままな性格だから、こういう不安があるのは耐え難いし、活動続けてくれよ…っていうのが正直なところだ。でも

 スフィアに伝えたいことは「ありがとう」と「お疲れさま」になるんだと思う。

 スフィア結成から8年。ここまで本当にいろいろなモノを与えてもらったしその存在に救われてきた。応援していく過程で友達も出来た。これもスフィアが与えてくれたものの一つだ。スフィアが多くの人に愛されることが、まるで自分のことのように嬉しく思える、そんな日が来るなんて思っていなかった。ファンで居られて本当によかった。

 僕は1人のファンに過ぎないけど、ここまでノンストップで駆け抜けてきたスフィアに最大級の賛辞を送りたい。そして

 またスフィアと一緒に新しい景色を見られると信じて、その日を待っていようと思います。

高松宮記念予想とロードクエストのこと

 こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 最近は寒い日が続いていますが、東京では桜が咲きましたね。もうすぐ花見の季節になりそうです。

 今週は中京競馬場高松宮記念が行われます。有力馬の回避でやや寂しいメンバーではありますが、G1ということで気合を入れて予想しようと思います。

 その前に、先週のスプリングSについて話をしましょう。
 前回のブログにも書きましたが、先週末は中山競馬場に行ってレースを観戦してきました。久々だったせいか下総中山から結構歩くということを忘れていて到着したのは午後になってからでした。入場して真っ先にロードクエストの応援馬券を買います。あとは適当にビールなど飲みつつメインレースを待ちました。

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 レースの結果は皆さんもご存知の通りですが、道中前目で進めたマウントロブソンが勝利。ロードクエストは後方から追い込むも3着に終わりました。今年の3歳馬イチオシのロードクエストですが、この結果については、悲観する内容でもないが、かといって楽観できる内容でもないといったところです。

 現時点でのこの馬の弱点は2点に集約されると言っても良いでしょう。“出足の遅さ”と“エンジンのかかりの遅さ”です。まぁこれも突き詰めて考えればスピードに乗るまで時間がかかるというところに行き着くでしょう。ただし一度スピードに乗ってしまえばかなりいい脚を使える馬だと思っています。

 例年こういう馬は必ずと言っていいほどいますね。近年だとワンアンドオンリーとかが近いでしょうか。いい脚を持っていることは確かなので、一定の結果は残せる馬であることは間違いないですし、その点は評価できるでしょう。しかし、今年は例年とは事情が違います。あまりに上位馬が突出していて、割り込む隙がないと思うのです。この点に関しては悲観的にならざるを得ません。

 具体的に言えば皐月賞はまず勝負にならないでしょう。本番はある程度流れるので差しも決まりますが、ここまで器用さに欠けると小回りの中山を攻略するのは厳しいかと思います。あるとすればダービー。末脚が炸裂してくれればあるいは…といったところですが、これもやはり上位馬にさらにいい脚を持った馬もいますし、なかなかに厳しそうです。

 とはいえ、やはり好きな馬ということで信じて応援し続けようと思います。当ブログはロードクエストを応援しています。がんばれ。

 では、本題の予想に移りましょう。

 ◎アルビアーノ
 ○ミッキーアイル
 ▲ハクサンムーン

 近2回は馬場が渋っていましたが、久々に良馬場でレースが行われそうですね。自分のイメージでは差しが決まるレースなのですが、前日のレースを見る限り内が良さそうなので、だとすると逃げ先行が有利かなという判断です。問題はアルビアーノがどの位置で競馬をするかということです。できれば少し前目につけてもらいたいなぁと思いますがどうでしょう。

 ドバイミーティングに高松宮記念と競馬ファンにとっては楽しい週末になりますね。

 馬券も当てて最高の週末になるといいですね。

 それでは。

「RAINBOW CANARY!!」~Brightest Stage~感想


 久々のブログ更新です。ここ数週間は作業に追われていて、やっと一段落しました。
 タイトル通り、ゆいかおりのライブを観に行ってきたということで、久々の記事はライブの感想を書こうと思います。

 ゆいかおりLIVE「RAINBOW CANARY!!」~Brightest Stage~は、ゆいかおりの全国ライブツアーの追加公演で、ゆいかおり初の武道館公演でした。チケットは即日完売だったそうで運良く取れてよかったなぁと。
 
 私はゆいかおりのライブを観に行くのは本公演が初めてでした。なぜ行こうと思ったのかというと、それなりの理由があるのですが、それは後に説明します。
 
 ゆいかおりの存在自体は以前から知っていました。「kiss×sis」懐かしいですね。「ふたりの♥ハニーボーイ」とか聴いていた記憶がありますね。漫画も買いました。内容はほとんど覚えていないですが、当時の自分はわりと気に入っていたのかもしれないです。ということで「Our Steady Boy」のシングルも当時買って聴いていました。ゆいかおりを知ったのはその時でした。

ふたりの ハニーボーイ

ふたりの ハニーボーイ

Our Steady Boy(DVD付)

Our Steady Boy(DVD付)

 しかしその後はゆいかおりに入れ込むこともなく、シングルを買ったのもそれが最後になりました。意外とこういう人って多いんじゃないでしょうか?一概には言えませんが、シングルの売上げを見てみると、1stがそこそこ売れてその後しばらく落ち込むんですよね。僕のように1stシングルは買ったけど…という層が一定数いるのではないかと。
 
 そんな感じで、特にライブに行こうと思うことはなく、それから長い月日が経過しました。あれがもう六年近く前ですか。当時のことを色々と思い出しますが、書くと長くなるので割愛します。

 では今回のライブに行こうと思った直接のきっかけは何かといえばアニサマです。去年の暮れあたりにNHKBSプレミアムで「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」の模様が放送されていたのをぼーっと見ていたのですが、その時に小倉唯ちゃんが「Honey♥Come!!」を歌っていたのですが、それが個人的にはかなりの衝撃だったのです。

 突然ですが皆様は女の子になりたいと思うことはありませんか?ありますよね。私もそんな女の子になりたいと願う健全な男子のうちのひとりです。「Honey♥Come!!」を歌う小倉唯ちゃんを見て、こんな可愛い女の子になりたいという、羨望のような気持ちになりました。あぁ…なんて可愛いんだ唯ちゃん。

 ということでそんな憧れの小倉唯ちゃんに会いに行くべく、今回の武道館ライブのチケットを取ったというわけなのです。ここからはライブの感想を新参者の目線で語りたいと思います。

 まずチケットが届くわけですが封筒がかわいい。舞踏会の招待状みたいな封筒でチケットが届くわけです。この時点でテンションが上がります。そのテンションでアルバムをひと通り買って聴き、武道館に向かいました。

 当日は物販としてゆいかおりの二人がそれぞれプロデュースしたTシャツが売っていたのですが、私は唯ちゃんのTシャツを買いました。またこのTシャツのかわいいこと。「なんかたこやきみたいなキャラクター描いてあるやん!かわいい!」と思ったのですがどうやらカワウソだったようです。失敬。友人に夏織ちゃんのTシャツを着てもらって準備万端です。こんなかわいいTシャツを着れることがなんだか嬉しかったです。

 ライブを観て歌もダンスもレベルが高いなぁと思いました。あまり詳しくないので素人目線ですが。そして衣装がとてもかわいい!これは本当にたまらなかったです。個人的に一番印象に残っているのが唯ちゃんの白いハットの衣装です。衣装のセンスもそうですがとても似合ってました。素晴らしかった。

 パフォーマンスの間に映像コーナーがありました。二人がテーマに添って対決していくのですが、かわいいし面白いしでずっと笑ってました。にやけすぎて相当に気持ち悪い表情になっていたと思います。

 衣装やこうした映像もそうですが、裏で支えるスタッフが優秀なんだろうなぁと。よくスタッフさんのおかげ…とは聞きますが、本当にそうなんだろうと感じました。

 最後はこれまでの活動を振り返るような感動的なMC。初期の頃から支えてきた熱心なファンのおかげで、今ここに二人が立っているのだなぁと思いました。もうメジャーデビューから六年ですから。本当に一歩ずつという感じだったのでしょうね。当時のことを思い出したりして懐かしい気持ちになりました。

 そんな感じで個人的には大満足のライブでした。本当に楽しかった。なんだか唯ちゃんの話ばかりしていますが、夏織ちゃんも素晴らしかったのですよ。ソロではかなりセクシーな衣装で登場したのですが、唯ちゃんとは対照的に大人の雰囲気で、素敵だなと思いました。二人の今後の活躍に期待が膨らみました。

 あと「Honey♥Come!!」が聴けてよかった。脳みそ溶けました。

 そして小倉唯 1st LIVE TOUR「High-Touch☆Summer」の開催も決まったようで、早速ぽちぽち申し込みました。今から楽しみです。
 
 今年度も残り僅かですね。今週はロードクエストを観に中山競馬場に行こうかと思っているので、週末は競馬の記事を久々に書きたいです。
 
 めざましテレビで競馬女子特集をやっていましたが、私も心は女子なので競馬場に行けば競馬女子ですね。唯ちゃんのTシャツを着てる女子が中山競馬場にいたらそれは私かもしれませんよ。それでは。

 (*-v・)

東京新聞杯&きさらぎ賞回顧

東京新聞杯(GⅢ)
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 まさかの印なし。しかもダッシングブレイズは落馬するしで散々な結果に。レース自体はかなりスローな展開。600mから36.0-48.4-60.6とここまでは昨年とほぼ同じタイムです。昨年は馬場状態の発表こそ稍重でしたが、その前に雨が降り続いており馬場が悪化していた中でのレースでした。今年は明らかな良馬場でこのタイムですから。そもそも1000mが60秒を超えること自体、かなり稀と言えます。しかもそこで逃げたのがまさかのスマートレイアーエキストラエンドは3番手、マイネルアウラートは2番手ですから完全な前残りです。スマートレイアーはこの早い段階で使ってきたのは、自信の表れだったのかも知れませんね。

きさらぎ賞(GⅢ)
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 サトノダイヤモンドが完勝。確定の単勝オッズが1.2倍。まぁオーシャンエイプスも1.3倍でしたから…。しかし内容に関してはクラシック最有力と言えますね。ロイカバードですが、まだ集中して走っていないし、馬体も完成には程遠いように見えました。この馬の真価が発揮されるのは、秋以降か古馬になってからかもしれないです。
 
 こじはるの予想当たってましたね。まぁ9頭立てで5頭BOXですから。なんだか最近あまり馬券を買っていないです。来週辺りたまには買ってみようかと思います。予想が全然当たってないので不安ですが、3連単5頭BOXならだいたい当たるでしょう。そういえばインフルエンザが流行しているようなので、皆様お気をつけて。では。

東京新聞杯&きさらぎ賞予想

 こんにちは。こじはるの記事が結構読んでもらえて嬉しかったです。影武者はいないですよ。たぶん。

 今週も先週に引き続き東西で重賞がひとつずつですね。
 
 東では東京新聞杯。府中千六ということで春に行われる安田記念などのレースを見据えた前哨戦ですね。…と思っていたのですが実際はそうではないようです。東京新聞杯で3着以内に入った馬のその年の成績は過去10年で、ヴィクトリアマイル(0-0-0-1)と安田記念(0-1-2-14)でした。
 
 東京新聞杯3着以内からその年のヴィクトリアマイルに出走したのは、2014年の勝ち馬ホエールキャプチャ1頭のみで、4着でした。今年は牝馬スマートレイアーが出走しています。スマートレイアー古馬になってから毎年ヴィクトリアマイルに出走していますが、春から始動して阪神牝馬Sを使うというパターンのみなので、この早い時期にどういったレースをするのかは注目ですね。冬は牝馬は走らないと言いますが、この時期にここに出てくる牝馬は少ないのでしょう。
 
 問題は安田記念です。この結果を見る限り、東京新聞杯安田記念の結果に繋がらないと言っても良いでしょう。というのもやはり、求められる能力が違うというのがありますね。安田記念は開幕7週目ということもあり、かなりタフなレースになりパワーとスタミナが求められます。一方、東京新聞杯は開幕2週目ということもあり、スピードだけで押し切れるレースです。実際、開幕3週目に行われる高松宮記念の成績は過去10年で(2-0-1-2)です。2009年に高松宮記念を勝ったローレルゲレイロはその前年にこのレースを制しています。こうしたことからも、スピード馬がこのレースで結果を残していることが伺えると思います。そうした点に着目して予想してみると面白いかもしれませんね。

 西ではきさらぎ賞が行われます。こちらは完全にサトノダイヤモンドとロイカバードの2強ムード。ロイカバードはスイスの避暑地名だそうで。行ってみたいですねぇ。

 この2頭、どちらが勝つのか考えてみたのですが、自分はサトノダイヤモンドを推そうかなぁと。というのも現時点の完成度に差があると感じるからです。馬体を見比べてみると、サトノダイヤモンドはキ甲(首の付け根)の位置とお尻がほぼ水平ですが、ロイカバードはお尻がかなり高い位置にあります。競走馬は成長するに連れてお尻の位置が下がってきて馬体が完成するのですが、それを加味するとロイカバードはまだ成長途上ではないかと思います。一方、サトノダイヤモンドはかなり完成度の高い馬体です。ひとまず今は、この差でサトノダイヤモンドが勝つのではないかなぁと。しかし、ロイカバードの近走を見ていると成長著しいです。クラシック戦線が本格化する頃には、ロイカバードが上回っていることも十分に考えられるでしょう。というかそうだと思います。たぶん。

 それでは予想です。

 東京新聞杯
 ◎グランシルク
 ○ダッシングブレイズ
 ▲ダイワリベラル
 △テイエムタイホー

 きさらぎ賞
 ◎サトノダイヤモンド
 ○ロイカバード
 ▲ロワアブソリュー

 こんな感じでどうでしょう。きさらぎ賞がガチガチですが気にしないで下さい。

 ちなみに先週の重賞は脳内回顧しました。今週は回顧記事もアップできると思います。たぶん。

こじはるの馬券予想が冴え渡っている件について

 今週の重賞回顧をしようと思っていたのですが、このテーマで記事を書きたくなったので書きます。

 こじはること小嶋陽菜さんの馬券予想が冴え渡っている件について。
 
 小嶋陽菜さんは、フジテレビ系列の競馬情報バラエティ番組『うまズキッ!』で小嶋陽菜3連単BOX予想というコーナーを担当されています。「3連単5頭ボックスなら、だいたい当たるぅ~!」をコンセプト?に番組の放送日である日曜日の重賞を3連単5頭ボックスで予想するという企画です。
 
 なんだアイドルファンに馬券を買わせるための企画か…と思いきや、これが意外と凄いのです。そもそも本当にこじはるが予想してるの?誰かが裏で予想しているのでは?と邪推してしまうのですが、それは一旦置いておきましょう。

  2015年は50戦13勝 勝率2割6分 +4万1020円 回収率113%という成績。これってどのくらい凄いの?とよく分からない人のために少し説明を。

 競馬というギャンブルは控除率のあるマイナスサムゲームです。控除率というのは主催者の取り分のことで、競馬の場合は約25%です。皆が買った馬券の金額の合計から25%を引いた残りの金額を、馬券を的中させた人に分配しているのです。つまり、まぁ普通に馬券を買っていけば、賭けた金額の75%しか戻ってこないということですね。このように期待値がマイナスになるゲームがマイナスサムゲームです。

 では馬券を買ったら必ず負けるのかといえばそうではありません。勝ってる人もいれば負けてる人もいるのです。回収率とは賭けた金額に対してどのくらい払い戻しがあったかを示す数値です。詳しい説明は省きますが、この25%の手数料を乗り越えて回収率が100%を超えるような結果を出せるのは全体の約5%ほどです。つまり残りの95%は負けているわけですね。こじはるさんは馬券で負けている95%の人々の屍を乗り越えて、この5%の勝ち組に入っていることになります。

 実際はこんな単純な話ではないので、大体です。僕自身、ちゃんと記録しているわけではないですが、年間を通じて回収率が100%を超えたことはないです。お金を沢山もらって、やってみろと言われても多分無理だろうなぁと思います。そのくらい回収率をプラスにするのは難しいのです。

 そんな結果を2015年に叩き出したこじはるさんですが、2016年も絶好調のようです。

 2016年こじはる3連単ボックス

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 京成杯もプライベートで購入して的中させたようですね。それを含めれば3連勝中という結果に。

 ならこの予想に乗っかればいいじゃんと思えますが、ことはそう甘くないでしょう。ですが、この予想はかなり一貫したメソッドに基づいて構成されているので、それは参考になるかもしれません。
 
 こじはるさんの予想は、本命馬+人気馬(2,3頭)+騎手買い+穴馬の組み合わせで構成されているようです。
 
 まず本命馬ですが、これは上位人気馬から選んでいるのでしょう。しかし京成杯では1番人気のウムブルフ、AJCCでは同じく1番人気のサトノラーゼンを排除しています。にも関わらず根岸Sでは1番人気のモーニンを入れて的中させるなど、この辺りのセンスが絶妙です。ここに人気馬を数頭加えたものが、予想の軸のようです。人気馬ばかり買っていては、的中率は高くなりますが回収率は上がりません。回収率を上げるためには人気馬の取捨選択が必要になるわけです。こうしたいわば馬券予想の土台とも言える部分がしっかりしていることが高い回収率に繋がっているのでしょう。
 
 次に騎手買いです。これは馬の能力よりも誰が乗るかということを重視しているようです。個人的な印象ですが特に最近は騎手の差で結果が左右されることが多い気がします。こうした背景にはエージェント制の台頭があるのかもしれません。いい馬に乗れる騎手が決まってくるということは、逆説的に言えば騎手で買えばいい馬を買えるということにもなります。外人騎手や地方騎手は買っておけと言いますが、最近は特に顕著なので理にかなっていると思います。
 
 最後に穴馬です。ここを的中させられるかどうかは、的中率にも回収率にも関わってきます。京成杯では7番人気のケルフロイデ、根岸Sでは10番人気のグレープブランデーを拾っています。一見すると、能力的にも騎手的にも買い材料に乏しい馬ですが、きちんと抑えられているのは素直に凄いです。穴馬を選ぶ根拠はその時によりけりのようですね。こればかりはセンスの良さを認めずにはいられません。
 
 この方法論は、競馬の基本である◎○▲△の予想に忠実であるように思えます。だいたい当たるぅ~!という言葉からは、ふわふわしている印象を受けますが、その実は基本に忠実な予想で、初心忘るべからずだと思い出させてくれます。もちろん馬をチョイスするセンスも必要だと思います。だからこそ、本当にこじはるが予想してるの?と疑ってしまうのですが…。

 『うまズキッ!』という番組には乃木坂46白石麻衣ちゃんも出演していて、可愛いのでついそちらばかりに目が行っていたのですが、こじはるの予想も見るべきなのかも…と思いました。

 こじはるさんの予想を参考にして、みんなが5%の勝ち組に入れるといいですね!

 それでは。